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渋沢栄一は「近代日本資本主義の父」と呼ばれる。 明治維新の激動の中を生きた人で、日本初の株式会社制度を導入した静岡商法会所や第一国立銀行をはじめ、500余の民間企業を創立・育成した人物である。 彼の略歴や業績は渋沢栄一記念財団に譲ることにして、ここでは彼の人物像を・・・ 木村昌人氏の『渋沢栄一』(中公新書)では、渋沢栄一の情報に対する才能として、 1. 情報の収集力 2. 情報分析の確かさ 3. 情報を創造する などにすぐれていたとする。 それはなによりも、 「渋沢栄一の情報収集へのあくなき努力であり、別言すれば並外れた好奇心を持ち、情報収集のために労力を惜しまなかったことである」としている。 二番目には、 「質の高い生きた情報に接するうちに、渋沢は情報に対する鋭い感覚を身につけていった。すなわちどの情報が正しく、また先見性に富むものか。かれは試行錯誤の中で情報を正しぐ判断できるようになったのである」 としている。そして、また、 「多くの人から情報を得るためには、まず人柄が良く信頼されると同時に、会っていて楽しい人 でなければならないであろう」 としている。だから、 「いくら人柄が良くてもあまり無口な人では、話が弾まず相手から多くの情報は取れないであろう。反対に一方的に自分の話ばかりする人も、相手を辟易させるだけで、多くの情報は入ってこない。その点渋沢は、会話の名手であり、きき上手であった。それに加えて明るい人柄でユーモアがあり、人びとを安心させ、コミュニケーショソが広がり、入手する情報も豊富になったのである」 と分析している。 そして、 「渋沢はすぐれた情報の発信者であった」 として、 「情報を組織化できる企業を設立させ、六百近くの社会事業に関わった経験から、かれ自身が大量の情報を持ち、大局的見地から適切な情報交換する場を提供することができたのである。」 大変興味深い人物像です。何をしたかではなく、どう生きたかにスポットを当てて人物像をみると、”自利利他”の本質が見えてくるかもしれない。 最近”自利利他”を口にする人が回りに多く見受けられるようになったが、言葉だけを先走りさせて、組織を扇動するためのキーワードとして使っているように見えるのは私だけでしょうか。
by snikami
| 2006-03-27 09:59
| 雑談
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