おしらせです。
検索
カテゴリ
以前の記事
2009年 01月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 2006年 12月 2006年 11月 2006年 10月 2006年 09月 2006年 08月 2006年 07月 2006年 06月 2006年 05月 2006年 04月 2006年 03月 2006年 02月 2006年 01月 最新のトラックバック
お気に入りブログ
ライフログ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
社会心理学者のE・L・ディシは、大学生を対象に、金銭による報酬の効果を調べる実験を行っている。 課題としては、大学生の知的関心をひくパズル(ソマパズル)が用いられた。 実験第1日目は、各被験者がどのくらいこのパズル解きに集中するかが観察された。 2日目には、パズルの正解毎に1ドルの報酬が支払われる実験群と、何の報酬も与えられない統制群とに分けてテストは行われた。 そして3日目は、1日目と同様、どちらの群にも何の報酬も与えられなかった。 実験期間中は部屋の外に出ることは許されなかった。実験者はわざと口実を設けて席をはずし、その間、被験者がどういう行動をとるかを観察した。正解毎に報酬のもらえる実験群では、ずっとパズルをいじり続ける者が多くみられた。しかし3日目の無報酬になると、とたんに興味を失い、パズルを投げだす者が1日目のときよりも多くみられた。 これに対し、一貫して無報酬の統制群ではそのような興味の低下はみられなかった。 ディシは同様の実験をいろいろ試みた結果、報酬が人々のもともともっているやる気や興味、集中力を低下させてしまうと述べている。これは実験室的な条件だけではなく、日常場面でも同様の結果が生じることが確認されている。 このように、「やる気」とは自分からすすんでという自発性がもとになっているので、金銭や賞などの報酬や外的評価が導入されると、自律性が失われてしまうのではないかと考えられる。 と、この実験では結論づけている。 私が金銭以外の報酬の持つ意味と効果などに興味を持つようになったのは、戦国時代後の徳川幕府の恩賞対策をどのようにしていったのかを知ってからでした。 戦国時代のように戦の勝利によって次々に領地を獲得し、恩賞として分け与えることができた時代が終焉を向かえ、功労に何をもって報いるのが大きな課題となった。 家康は、”位”を上手に使い、領地に変わるものとして有効に活用していった。家康後はその位の使い方も効果が薄れ、領地没収やお家断絶・取りつぶしなどで得た領地を割りふることになる。 どのような時代でも報酬の使い方は経営力を決めていくことになる。 snikami
by snikami
| 2006-04-12 18:27
| 創業や経営
|
ファン申請 |
||