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辻仁成氏の詩集を読んだ。 それからもうまもなく一ヶ月が経とうとしている。 そろそろ、感想を書いておかないと読んだ事実が霧散してします。ここで書きとめておくことにしょう。 私が読んだのは、「現代詩文庫149辻仁成」 現代詩を読むのは教科書以外は初めてかもしれない。この類のものは滅多にどことか、ほとんど手にしない。読んでみると、民俗的・日常生活的な描写がとてもおもいしろい。 文章も、散文的なもの、叙情的なもの、語り口調、カタカナヒョウゲン(これがとても読みにくい)と多彩で、表現方法も学ぶことができた。 おもしろかった詩をひとつだけ紹介しましょう ・・・ ・・・ ・・・ 会ってみたら普通の人だったりする おかしなもので、会ってみたら普通の人だったりする なあんだ、ただの人じゃないかと思ってしまう あんなに持ちわびたのが嘘のように 自分の中でさめていくのがわかる おかしなもので、別れてみたら普通の人だったりする あんなに苦しかったのが嘘のように 急速に気持ちが遠のいていくのがわかる おかしなもので、頼ってみたら普通の人だったりする あんなに尊敬してたのが嘘のように 突然幼稚にかんじられるのがわかる おかしなもので、競ってみたら普通の人だったりする あんなに恐れていたのが嘘のように 問題にもならないことがわかる おかしなもので、意外と僕は凄かったりする あんなに自信がなかったのが嘘のように ある時僕は見ず知らずのひと達に恐れられたりする 昔僕のペンフレンドはとても会いたがらない人で 会おうと思えば会える距離に佳んでいたのに 何度も約束をすっぽかされた 次の手紙で謝ってはきたが いま思えば最初から会う気はなかったのだろう 会えなかったから 会わなかったから 彼女はまだ僕のなかで生きている ・・・ ・・・ ・・・ ブログを書いているあなたって結構凄い人かもしれないですよ。
by snikami
| 2006-06-05 16:11
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